都内では2月から始まる中学受験ですが、我が家でも数年前に長女が、そして今年は長男が受験を終えました。ブログ執筆中に長男の最終結果はまだ出ていませんが、ある程度の方向性は見えてきたので以下、ポケカキッズ向けの参考と思い我が家の受験についてテキトーに記載します。

◆きっかけ
夫婦ともに地方育ちであるため首都圏の中学受験について、な~んも知らないままある日突然、長女が受験したいと自ら言い出したが始まりです。きっかけは、当時のクラスのみならず学年全体が崩壊しており、このまま同じ中学に上がるのは危険と感じたようです。
長女のときに色々と調べましたが、中学受験を避けて高校受験する場合、行きたい学校が募集していないなど高校受験での選択肢が中学受験ほど豊富ではないと感じたことも要因として挙げられます。話はズレますが、中学受験しない方でも高校受験に向けて小学校から準備している層も一定数おり、首都圏における受験に対する意識の高さは尋常ではないと感じています。
長男の場合は、長女からの流れもあり自然と中学受験することが当然といった空気感がありました。あとあと、ポケカ強いと勉強もできる説もあり、我が家もいけるのでは?と思い込んでしまったことですかね。

◆塾選び
男女ともに御三家をガチに狙いにいくのであればサピックス一択ですかね。とはいえ、受験ガチとしてサピックスに入れるのであれば、入塾前に個別塾に入れるなど子供を一定のレベルに仕上げる世界観があるので、親としてどのレベルに引き上げたいかによって選ぶ塾が変わってくると思います。
とはいえ、私の考えでは、どの塾でも一人でも御三家に受かるような実績があれば、どこの塾でもいいのでは?と考えています。子供にヤル気があれば、どの塾だろうが模試の成績上位をキープすることは可能です。子供の性格や通いやすさに応じて塾を選べばよく、親が妙な期待感をもって塾を選ぶと親子ともども息切れする可能性が高くなるのでは?と思っています。

なお、我が家は長女が、家から近い四谷系の塾を勝手に指定し、そこに通いました。とてもいい塾であったことから長男も同じ塾に通いました。
通った塾のレベル感は、四谷の偏差値(以下、Y)のY55~60前後の学校に入る層がメインで、さらに上位の方は御三家に行けるかもね~といった塾です。中間層に手厚い塾ですが、5~6年になると時間拘束が激しく、宿題やら講義を含めると勉強に費やす時間は10時間程度(夏期講習期間や直前期)となり、そりゃ~全体が底上げされるよねって感じです。10時間を勉強時間に費やすのは、会社であればブラック企業です(笑)その時間は、難関国家資格の取得レベルでしょうね。

塾に通うタイミングとしては、小3の冬から(新4年)がスタンダードです。超絶ガチ勢力は、事前準備をしていますが、何も手を付けていない素の状態でも本人のヤル気で徐々に追いつくことは可能です。

◆ヤル気スイッチ
一部のガチ勢力を除き小3の冬から素の状態での塾通いが始まります。同じような状態でスタートして小6までの至る過程で格差が生まれるのは何故でしょう?その差は簡単にいえば、本人のヤル気です。しかし、そのヤル気ってスイッチが入らないケースがほとんどだと思います。私自身もスイッチが入ったのは20歳過ぎですし・・・。

素の状態で入塾した場合、当初は塾のクラスで下位に低迷するとハズです。といっても、ほとんどの方が素の状態でのスタートです。その中で競争に勝つ方法に正解はないと思います。受験に勝ったとしても、その後の世界でも競争ですし、ぶっちゃけどこにいっても大変なのは変わらないのが現実です・・・。だとしたら、ある程度競争を受け入れつつ折り合いをつけて、苦しいながらも楽しむというか、達成感を感じられるような方向で向き合うのがいいのかなぁ~と思います。

長女の場合は、学級崩壊している世界観から抜け出すという危機感がヤル気に繋がっていました。長男の場合は、学級崩壊していたわけではなく、本人が受験というものをゲーム感覚で捉えている側面があったことや、通っている塾の雰囲気がよく、ポケカ同様に良きライバルがおり、さらにさらにTVゲームをやる時間欲しさに塾で結果を出すという謎の好循環が生まれていました。遊びと勉強の調和ですかね。

長女の場合は、TVゲームなどは一切やってなかったけど、長男のときはTV、ゲーム、マンガと男の子がやっていそうなことは受験直前、さらには受験期間中も毎日2時間弱はやっていました。ゲームを封印した時期もありましたが、封印して成績が伸びるわけでもなく、封印した時間が勉強以外の何かに置き換わるだけなので、我が家の方針としては、ゲームをやらせることにしました。受験前日もゲームをしていましたし、受験から帰ってきたその日もゲームをしていたので、ゲームが本人のモチベーションでした。

ポケカに関しても、塾の夏期講習などの拘束がないギリギリまで遠征していました(笑)ポケカのWCSからの帰国翌日の塾のテストでクラス降格も経験しました。勉強しないことによるリスクを学んだことは、今となってはいい経験です。成功し続けることも大切ですが、悔しい思いをすることもとても大切です。

ゲームがモチベーションの1つではありましたが、親としては子供に以下のようなことは伝えました。

仮にスポーツに打ち込んだとしても身体能力に左右されることから、勉強の努力の方がスポーツより報われやすい。人生にチャンスがいつ巡ってくるか分からないのに受験は、受験日というチャンスの日が明確に決まっており、しかも科目が指定されていて公平性が高い。ルールが明確に決まっている中で、チャンスを手にするかは、本人の努力に依存している。親として子供にしてあげられるチャンスの提供には限りがあり、中学受験もその1つである。中学受験を避けた場合のメリット、デメリットは伝えましたし、学力の高さが人生における全てではないが、重要なウエイトを占めているのが現実であると話し合いました。ニュースに話題になる人やドラマの主人公ってどのような経緯で現在のポジションにいるかを話すと分かりやすいと思います。

現実社会の厳しさを理解し消化することがポイントだと思いますが、子供としても分かってはいるものの、実行に移せるかは難しい問題で、遊び感覚でできるかがポイントですかね。我が家では運よく受験をゲーム感覚で捉えられたことで型にはまっただけだと思います。

子供が生まれてきたときは、健康に育ってくれることのみを願ったのに、徐々にあれもこれもと望むのは期待しすぎというのが子供側の立場ではないでしょうか。ヤル気スイッチが入らなくても、死ぬわけではないので暖かく見守り続けるしかないと思います。とはいえ、暖かく見守れないのも現実ですが・・・。

ということで、まだ途中ですが今回はここまで。続きは以下の項目を予定しています。

ではでは!!

◆親の関与
◆学校選び
◆子供のメンタル
◆各科目(算・国・理・社)

コメント

ヨシ
2022年2月4日13:56

うちが住んでいる地域とは別世界ですね。
ポケモンカードを通して、5,6年生は受験のためにって言うのは、数多く見てきました。

下の子は、色々あって、ゲームを封印したら、同じように勉強する時間が増えるわけじゃないし、
次第に頭がおかしくなって、物忘れがひどくなったり、情緒不安定になってきて、禁断症状がでてきたので、うちもゲームの封印をやめました。

勉強しないことによるリスクに気づいてほしいですね・・・。

ヤル気スイッチ・・・、なかなか見つからないです。気長に待つしかないですね・・・。
上の子はポケカ、下の子はフォートナイトのヤル気スイッチは自発的に簡単に見つかったですがね・・・。

②楽しみにしています。

ぽけお
2022年2月4日14:33

ゲームを含めた制約に関しては強権を発動しないが理想ですかね。私の知り合いにゲームを破壊した方もいます(汗)

勉強が楽しいなんていう方は、色違いのポケモン並にレアです。私が通っていた予備校の先生は、テキスト書いてある内容は、お金を含めた何かを手に入れるための必要な事が書かれていると仰ってました。

俗人は、高尚な思想より下衆な視点からヤル気スイッチを押せるかどうかでしょうね。我が家も下衆な思惑からヤル気にさせました(笑)

遊びに関する事柄は自活的に見つかるのは世界共通でしょう(笑)

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